Kamisakiのブログ

テキトーにゲーム関係の記事を書くと思われます

【ネタバレ注意】ファイナルファンタジー15 クリア後落ち着いてからの感想

どうも、ここ数日はFF15ばかりしてた(現在進行形で遊んでますが)神崎です。
ネット上でも色々言われてますが、自分は楽しめました。

ただ、ネット上での意見や配信時等に寄せられるコメント等に

【俺のやりたかったFFじゃないからクリアしてないor持ってないけどボロクソに言う】

的なモノも多く散見し、非常に胸糞悪く落ち着いて感想を述べる事が出来なかったので色々言うのは避けていました(Twitterの方ではネタバレは避けつつも色々言ってますが)。

今回は、この場でネタバレ込みで色々お話していこうかなと思います。

もう1度申し上げますが【ネタバレ込み】です。
プレイ予定若しくは未クリアの方はここから先の内容を避けるか、ネタバレ前提でご覧下さい。



















































・ストーリー
このゲームはchapter形式で進行し、全15章(ストーリーは14まで。15章はクリア後)で構成されています。
1~8章迄はオープンワールドでルシス大陸(で良いのかな?)、9章以降はリニア形式(一本道で戻れなくなる)となり展開していきます。

その為、様々な遊びも8章迄に集約されており自由度の高さもあり8章迄が人気です。
逆に9章以降は人により意見が分かれますが、酷評が増えている...と言えば何となくお分かりかも知れませんね。



さて、先ず9章で発生する重大なイベントですが以下の通りになります。
もう1度言いますがネタバレになるのでお気をつけ下さい。



















・イグニス、戦闘により失明
・ルーナ、敵に襲われ死亡
・ノクト、指輪を託されるがルーナの死に絶望



今までとは打って変わって重いシーンが一気に来るのでそもそも気持ち良い人は少ないでしょうが、コレはまぁどのRPGでも重いシーンのラッシュというのはありがちな事なので置いておきます。

此処(9章だけ)で一番賛否が分かれているのは【ルーナの死】になります。

ルーナ...ルナフレーナ・ノックス・フルーレは本作FF15のメインヒロインとなります。
ノクトの旅の始まりは、彼女との十数年越しの再会...そして結婚の為のモノだった(正確には異なる)のですが、彼女とノクトは今作、直接言葉を交わすシーンがありません(コレも厳密には異なる)。

メインヒロインなのに、マトモに会話がなく退場という仕打ちに、彼女とノクトの関係や展開を期待していたファンはガッカリしたでしょう。

後に分かる(映画等も含め)展開から、彼女の死は運命的に避けられぬモノだったと明かされていますが、やっぱりメインヒロインと主人公が大して会話もなく別れてしまうのには抵抗があったようです。

また、彼女とノクトとは約束がありお互い十数年も文通でやり取りしていたとアニメなどで明かされていますが、本編ではそのテのシーンが極めて少ない為にやはりメインヒロインとしての扱いを不遇だとする声は強いです。



また、イグニスの失明ですがコレはどうやらDLCで明かされる予定の様ですが、現状だと戦ってたら怪我して見えなくなった...という様な感じなのでその後の展開含めて、

【必要性があったのか】

とする意見も多いです。
個人的にはその後の展開の掘り下げに欠けているので、脚を怪我するとかでも良かったんじゃないかと思わなくもないです。

若しくは回復する設定でも良かったのかなと。


次にノクトは10章直後、光耀の指輪という王家代々の指輪をルーナに託された状態でスタートしていますが、

【死んでも守りたいと思っていたルーナの死】

【父親の死を確固たるものにする指輪の入手】

【その指輪を自身が死んでもノクトに託すという重さ】

等の理由からすっかり意気消沈してしまいますが、描写的にルーナ死以外の要因が描かれていない(ぶっちゃけると残りはノクトの心情を自分なりに感じ、考えたもの)ので、託された責任があるのに前を向けない主人公という風に見えなくもないです。

また、このノクトの様子に仲間のグラディオは大激怒。
目を怪我したイグニスに言葉を掛ける余裕すらない腑抜けっぷりに大喧嘩します。

此処の部分も、何故グラディオがこれ程までに怒っているのかという描写に欠けます。

映画等を見ていれば察しがつく部分もなくはないですが、恐らくレギスの死を確定的にした指輪の入手は、レギスの友にして盾...そしてグラディオの父親であったクレイラスの死もまた、確定的なものとしています。

その父も、国王も、沢山の友や国民も、剰え婚約者すら命に変えてノクトに託した使命と指輪をただ抱えているだけのノクトを見て、感情が爆発したのでしょうが、コレも個人的な想像でしかなく描写されません。
この描写は必要だったんじゃないかと思いました。

更に、イグニスですが結局目は回復しません。ですが、どうしてもノクト達と旅がしたいという理由で付いてきます。

付いてくるのは個人的に一向に構いませんが、やっぱりせめてノクトだけにでもその理由というか胸の内をもっと明かす様なエピソード(例えばどうしても仲間達といたいとか見届けたいとか)があれば良かったろうにありません。

ここも勿体ないところです。

そして、13章。
此処はもう色んな意味で有名ですね。
鬱展開の塊で、様々なアクションを固定化されノクト単独で長時間行動するという内容のため極めて評価は低くなってしまっています。

また、13章は帝国の本拠地だというのに帝国関係者は出てこないも同然です。

レイヴスやイドラが出ては来ますが、淡白なので勿体なさが凄まじくまた、プロンプトの正体も明かされてますがここもアッサリ(受け取り方によりますが)しているので勿体ない印象。

14章は比較的展開は良かったのですが、その前がやっぱり物足りない...料理でいえば素材は良いのに調味料かなり入れ損なってる感じだったので勿体ない印象が強いです。

ただ、ノクト達の言葉は彼らの旅を長く見守ってきたプレイヤー程重く響きます。
そのため、じっくり遊んだ方にはかなりくるモノがあるかと思いますので、前半は出来るだけじっくり遊んで頂けると面白いと思います。



【ストーリー総評】
chapter8までは満点。
chapter9の展開から好みが強く分かれるが、10以降は描写不足が多く散見する。原案は悪くない為勿体なさを強く感じる事になるかも。
chapter14は長く遊んだユーザーには感じるものがある。

個人的には父と子の描写とルーナとノクトの描写、そして仲間達の変化の描写だけでももう少し丁寧に描かれていたらなと惜しまれる(レイヴスに関しては今後アップデートで追加予定。仲間達もDLCで離脱時のエピソードらしき様子が追加予定となっている)。

帝国もアッサリ終わっているので、そこの補完も多少は欲しいところ。









・バトル
個人的には大満足なバトルです。
あくまでも個人的な感想ですが、このゲームは強敵との単体戦よりも、雑魚との乱闘がとても楽しく出来ています。

先ず、シフトが乱戦の楽しさに大きな影響を与えていますね。
ロックした敵を攻撃している最中にロックを外し後方にシフト→シフト中に再ロックして再び距離を詰める等シフトを用いて敵の群れを乱したりする様はとても爽快です。

また、ダメージシフトがある為にダメージを受けた後にテンポよく受け身を取れば実質ノーダメージで戦える辺りも爽快ですね。
囲まれたら取り敢えずガードする様な戦い方だとガード主体になりがちで楽しくないかも知れませんが、シフトやジャストガード、ダメージシフトを用いればかなり感じが変わります。
ジャストガードもジャストって割に判定が甘めなので割と取れますし、そこも気持ち良さになっているかと。

対して、強力な敵との戦闘は好みが別れるかもですがシビアに作られています。
取り敢えず敵が硬いため通常攻撃が通りにくく、殴るという爽快感がゴッソリなくなってしまっている時も...。

また、強敵は基本ワンパンされる様な仕様なのでアクションが苦手だとかなり辛いものがありますね。

強敵と戦っていて楽しいという作りには自分は現状感じていません。
どちらかというと無双するのが楽しいシステムでしょうかw



【バトル総評】
概ね高評価だが、強敵との戦闘ではもう少しシビアさを抑えた方が楽しいと思われる?
やり込むと全ての攻撃を翻弄するかのように戦えるようになるため、簡単な様で実はやり込む人向け。








・クエスト、ミニゲーム関係
エストは所謂お使い系が多いので好みが強く分かれる。
世界散策を楽しみつつ...というノリなら全然楽しいがクエスト攻略メインでやると辛いかも。
モブハントは12以来なので楽しいが、12の様な強敵達は現状おらず割と本編同時進行なノリで作られているイメージがあります。

また、複数同時に受注出来ないのは不満点としてありますが、仕様を考えると難しい問題だと思うので置いておきます。

天候や時間帯限定の敵もいるので、〇〇まで待機的なモノをキャンプメニューに追加しても良いかなと思ったりもしました。

ミニゲームに関しては今のところ楽しめています。

特に釣り!!
釣りとか嫌いな人種なんですが、何アレ楽しい。
見たことない魚、大きな魚、晩飯の魚...

魚を釣る為のモチベーションが絶えませんwww



【クエスト・ミニゲーム総評】
不便な点も散見するが、仕様上改善し難い部分と出来そうな点がそれぞれあるので、せめて出来そうな点に関しては今後の変更を希望したいところ。
ミニゲームはどれも楽しいと感じるものがあるので問題無し。









さて、色々書きましたが個人的な最終評価は80点程という感じです。

やはりストーリーの描写不足が大きな減点となっていますね。
とはいえ、素材自体は悪くないので、

「勿体ないなぁ」

という思いがあり、今後の追加・修正でまた評価が変わるかもしれません。




何はともあれ、個人的な評価というか感想はここまでにしておこうと思います。

皆様も、どうか胸を張ってゲームを楽しんで下さい。

ゲームは最終的に楽しんだ者勝ちなのですから。