Kamisakiのブログ

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【FF7R】再創造されたFF7をクリアしたので(ネタバレ有)

どうも、4/10に発売されたFFシリーズの中でも個人的にに特別で、ゲームとしても多大な影響を与えた作品のリメイク【FINAL FANTASY VII REMAKE】。

数日前にクリアして、色々な意見やらを見れる立場になったので今回は感想を書いてこうかなぁと思います。

購入を検討されてる方の参考にはならないと思いますが、良ければ目を通して貰えると嬉しいかもです。

因みに、ネタバレはあると思いますので、ご了承下さい。

 

 

 

・ミッドガル脱出までのストーリーが再創造して描かれた新しいFF7

 

発売前から公式からも述べられていた通り、今作はオリジナルのFF7でいうところのゲーム開始〜ミッドガル脱出までの物語が描かれた作品になります。

 

その為、この作品だけでストーリーは完結しませんしあの開放感が堪らないワールドマップを目にすることもありません。

 

腐ったピザことミッドガルのスラムやプレート上の街、神羅ビルというオリジナル版で歩き回った場所や新たに描かれた場所をクラウド達が駆け回る物語です。

 

ここだけ聞くと、物足りなさそうな印象を受けるかもしれませんが、ストーリーに関しては相当な加筆が為されておりアバランチのメンバーとの交流や、各スラムの様子、そして通過するだけだったマップに関してもストーリーが新たに用意されたりと、ボリュームだけ見ればまさに一般的なRPG一本分はあるでしょう。

 

また、新たに最新のグラフィックスで描写されるミッドガルは美しく、しかし無機質で荒んでいるスラムやプレートが見事に表現されています。

 

街の住民達の会話も懐かしい物から、新たに世界観を掘り下げる為に用意されたものがフルボイスで流れてくる為、時にニヤリと、そして時に重い気分になったりと飽きさせません。

 

勿論、メインキャラも懐かしくも新たに描かれる表情や心情が用意されていて、

 

格好つけてるんだけどそれが尽くダサかったりズレてたり、格好つけられなくなってるクラウド

普段はリーダーらしさなんて微塵も見せない騒がしいオッサンなのに、ここぞという時にリーダーらしさを垣間見せるバレット

怒りや迷いへの葛藤が強調され、本当に自分達が正しいのかとプレイヤーに思わせるティファ

思っていたより少女な感じな印象で、幼少期の描写も追加されたエアリス

 

とまぁ懐かしくもおぉ…という感じですんなりと受け入れられました。

 

 

 

・新たに描かれた展開が、この先のリメイクが単なるリメイクでない可能性を示唆している

 

そんな感じで新しくも懐かしいFF7Rですが、新たに描かれた展開や設定の中には今後の展開が単なるFF7のリメイクでは無い事を匂わせる描写が散見します。

 

今作ではオリジナルに存在しなかった者達、【フィーラー】が新たに現れますが彼等?は運命の番人であるらしく、【星が生まれてから死ぬまでの運命は既に決まっており、その運命が変わらぬように運命を変えようとする者や変わってしまう者の前に現れて修正する】という存在で、物語後半に彼等?を倒すシーンにおいてクラウド達はFF7オリジナルで馴染みの深い幾つかのシーンの幻影を見る事になります。

 

それは、【本来この星が辿るべき運命】でありクラウド達がフィーラー=運命に抗った結果として【捨てようとしている未来】だとされています。

 

また、とある人物が【ここから先はまだ存在していない】と語り掛けてくるシーンがあります。

シンプルに受け取れば、ここから先のストーリーは今作には収録されてないとも取れますが、オリジナルが存在し、ここから先の展開も存在しているFF7においてその様な発言をキャラクターがしているという事は、クラウド達の物語はここから先、大きく流れを変えてオリジナルとは異なる方向に進んでいく可能性もあると思います。

 

例えば…の話になりますが、この手の話題になれば必ず名前が挙がるエアリスでしょうか。

 

彼女はFF7において多くのプレイヤーの印象に残るイベント…彼女の死が描かれていました。

 

未だに語り草にされる程、当時のプレイヤー達にとっては印象的で衝撃だった彼女の死ですが果たしてリメイクではどうなるのか?と発売前から囁かれています。

 

エアリスは死してこそ美しいとする声も多いと思いますが、個人的にはもう20年以上前の、多くのプレイヤー…FF7を遊んだことがない人ですら知っている人も多いエアリスの死を、再度描いたところで、ただの通過儀礼の様になるのではないかなぁと思わなくもないため、別に彼女が生きていてもいいんじゃないかと考えています。

 

寧ろ、最後にクラウド達と並んで笑顔を見せるエアリスというのは、それはそれで魅力的じゃないかなとも…。

 

ただ、その場合は【FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN】相当までストーリーをやってもらわないとちょっとモヤモヤするかなという気はしています。

 

失ってしまったモノへの罪悪感を克服していくクラウドが描かれたACにおいても、エアリスは大きな役割を担っているので、もし変わるのならばそこまではしっかりとフォローしてあげて欲しいなと思います。

 

 

・バトルは戦略性とスピード感があり面白い…が

 

今作のバトルはオリジナルのATBコマンドバトルとは異なり、アクション要素のウェイトが強いバトルシステムに変わりました。

ATBゲージを消費して行う、魔法やアビリティのコマンド入力も残っている為、15の様な完全なアクションではなくどちらかといえば【CRISIS CORE FINAL FANTASY Ⅶ】の進化系という印象を受けます。

 

基本的にスピーディーで演出も格好いいものが多いので、見ていて飽きさせません。

また、殴っていればいいというバランスではなくマテリアやアビリティ、キャラチェンジを上手く使うことで突破口を開く様なバランスなので、達成感もしっかりしています。

 

一方で、敵のリポップに掛る時間が長くレベル上げを無理してしなくてもいいバランスとはいえ、RPGの醍醐味であるレベル上げがかなりやり辛かったり、戦闘中にマテリアや装備の付け替えが出来ないため、初見のボスでは基本的に有効策を講じ難いないし講じられないという問題もあります。

 

また、レベルを上げても大してクラウド達が強くなった様な印象は受けず、【レベルが適正以上だったら雑魚敵はたたかうで一、二発で倒せる】オリジナル版と比べると、もう少し雑魚敵位はサクサク倒せてもいいかなという気もします。

 

更に、発売前から【数字を管理するバトル】と公式が度々言っていた今作のバトルですが、個人的には数字よりもゲージの管理が何よりも大事だと感じました。

特に強敵・高難易度ではコレが顕著なので何よりもATB管理が重要なシステムになっているんじゃないかなと。

 

戦闘中に装備とマテリアを付け替えられる様にならば、もう少し良くなるかなという感じが今のところの感想です。

 

あとは、やっぱり飛び回ったりというアクション性は抑え目なので慣れてくると強敵以外は飽きが来やすいとも感じています。

 

 

・まとめ

寄り道のサブクエストなどもボチボチで、やり込み要素もそれなりにある今作ですがまだミッドガル編ということもあり、もっとミニゲームとかやり込み要素が欲しいかなというのが正直なところです。

 

アップデートによる追加は予定されている様なので、そちらはあまり心配していませんが、取り敢えずバトル部分は装備とマテリア変更を実装して欲しいかなぁ…。

 

あとは、次が何時出るのか。

これはかなり大事です。

今のところ次がいつ発売されるのかというアナウンスは全くありません。

とはいえ、あまり長く待つ様な状態ではユーザーの関心は無くなってしまいますし、PS5が出ると発表されている現状だと途中からハード自体が5に移行してしまうという不安もあります。

 

個人的には、1年〜2年以内に次を出してくれないとちょっときついかなあと思っているので、せめて早めにアナウンスしてもらいたいです。

 

15の時も点数を付けたので今作にも点数をつけるとしたら、85/100くらいでしょうか。

 

今は何よりも、早く次を触りたい。

クラウド達と冒険の続きをしたい。

そればかりが待ち遠しいです。